夜間緊急担当獣医師の紺野です。
今年4月より自分一人で行っています当院の夜間緊急診療の外来患者数が、ついに1000件を突破したことがわかりました。
軽症で済んだ患者から、重症で緊急処置を行った患者まで、非常に多くの症例を私一人でこなしてきました。
中には残念な結果に終わってしまった患者も少なからずいますが、ほとんどのケースで朝まで待っていたら大変なことになっていたペット達を救うことができています。
最初は不安がられていた私の一人夜間診療ですが、連れてこられた飼い主様のご協力を得ることで、今では地域でも有名な緊急対応の場として活躍ができています。
夜中に起きる体の異変に気づいても、診療を受けられる場所がこの地域には全くありません。
緊急を要すかもしれない症状に対応してもらえる病院を探しても、埼玉県の方や、前橋、宇都宮まで行かなければならないからです。
私が日中あまり姿を見せないのは、そんなこの地域の夜の異変に可能な限り対応するためです。
私が夜間診療を続けることで、日頃当院を利用されている飼い主様の心の平安にも貢献できていると自負しております。
問題は、人手が足りない為に、立て続けに緊急外来や相談の電話を頂くと、すぐに手がいっぱいになってしまうことです。
なにしろ、自分一人なのですから。
それでも可能な限りの救命ができるよう対応しております。
川上の夜に私がいる限り、この地域の緊急ペット医療は安泰です。
今後もより一層のご支持を、どうかよろしくお願い致します。
夜間緊急担当医・副院長 紺野 宏之