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猫の誤食

こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます川津です。

今日は猫の誤食について書いてみたいと思います。

犬よりは猫の方が、誤飲・誤食事故は少ない傾向で、犬は人間と同じ雑食ですが、猫は完全肉食のため、人が食べる炭水化物の甘味や、強い匂いのする刺激性の薬品に興味を持つことはあまりないと言われています。
 ただ、遊んでいるうちに、うっかり何かを飲み込んでしまうことはあります。

 

また、「異嗜(いし)」といって、砂利など食べ物ではないものを食べたがる、変わった嗜好を持つ猫もいると言います。中には、理由はわかりませんが、「胃がムカムカしているときにビニールを舐めたがる」という猫もいるそうです。そのような嗜好を持つ場合は、ものを出しっぱなしにしないなどの注意が必要となります。

誤食の中でも紐や糸などの長いものは子猫のイメージとして毛糸玉で遊んでいる姿があるかと思いますが、紐状の長いものは特に危険です。細い糸のようなものは、腸の粘膜が吸収しようとして張り付いてしまい、腸が引きつってしまいます。紐の誤飲で亡くなるケースも多いので、十分注意しましょう。

誤食をした際に「暫く様子を見よう」は危険な場合も。

早ければ3~4時間で腸に移動するといいます。異物が胃の中にあるのであれば、内視鏡で取り出せる場合もありますが、腸に行ってしまうと、腸を切開する必要があります。飼い主さんの中には「症状が出るまで様子を見よう」という方もいらっしゃいますが、腸はとてもデリケートな組織で、異物による通過障害などで壊死を起こすことがあります。もし腸が壊死してしまった場合は、腸切除を行いますので、大手術となってしまいます。

先月、院長宅で飼っている猫ちゃんも異物を食べて手術をしました。

元々人が食べている物やリボンなどを食べたりかじったりする猫ちゃんだったので、いつか何かを食べて手術をするかもしれない等と普段から心配されていた出来事がまさに起きてしまいました!!その際にとったレントゲン写真がこちらです。

赤い丸の中にあるのが異物です。

この日は一度家に帰り翌日再度レントゲンを撮っても変わらず残っていたので開腹手術となりました。そして無事に取り出したものが下の写真になります。

中から出てきたのは、なんと消しゴムでした!

誤食を防ぐにはやはり飼い主さんの方で気をつけて頂く事がなによりも重要なので、お家で一緒に暮らしている子の興味のあるもの等は出来る限り手の届かない所において頂きなるべく注意深く見てあげる様にして頂けるといいと思います。

また、もしも何かを食べてしまった場合いちはやく病院に連れてきて頂ければ手術までいかずにすむ事もありますので宜しくお願いします。