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食道狭窄

食道狭窄1
食道狭窄2

このレントゲン写真で白く光っているのがバリウムです。

すぐ上の写真で左側が心臓や肺のある胸腔です。帯状になっている部分が食道です。

ふつうは飲み込んだ物は全て胃の中に数秒で入ります。このレントゲン写真はバリウムを飲んでから3時間立っています。

つまり食道が胃の手前で細くなって食べ物が胃の中に入らない状態になっています。

 

患者さんは以前に膵炎を起こしたことがあり、今回も吐気で来院されました。

 

ゴハンが胃の中に入らないのではどうにもなりません。内視鏡で食道の確認と胃瘻チューブ(胃にチューブをつなげて、体外から食道を通らずに胃にゴハンを入れるチューブ)の手術を行いました。

 

内視鏡ではやはり、食道の重度の狭窄(狭くなっている)が認められました。

胃瘻チューブ1
胃瘻チューブ2

このあと、食道のお薬を飲ませながら、チューブからゴハンを入れて生活していました。再度バリウムで食道を確認したところ、食道が少し広がり、流動食なら口から食べられるようになりました。

この子は幸運にも食道の薬で少し良くなりました。大変な子では食道を広げる手術を何回もしなければならない場合があります。