
猫ちゃんの新しい腎臓病治療薬「ラプロス」をご紹介します。
従来の腎臓病薬は、余命延長や症状進行の抑制が主な作用でした。
この薬が画期的なのは症状進行抑制はもちろん、慢性腎臓病の猫ちゃんで問題となる活動性や食欲も改善する点です。

上のデータはラプロスを内服することで腎臓の数値が悪化しなかったことを示しています。


上のデータは慢性腎臓病でもラプロスを服用することで食欲が改善し、活動性も維持されたことを示しています。
このお薬は、病気の進行を抑え、食欲を改善します。ですから出来るだけ状態の良い、慢性腎臓病の初期から使用することで最大限の効果を発揮します。
早期発見、早期治療の為に、年に一回、できれば二回、健康診断を受けて頂けると猫ちゃんにとって良いのではないか、と思います。
ラプロスの処方については当院獣医師と相談してください。