慢性腎臓病について

点滴を受ける猫

 猫の起源は古来エジプトとされています。元来、水の少ない環境下でネズミを食べていれば、水分・栄養が足りるようになっていました。ですから、少量の水分で生活できるように体外に排出する尿は極力濃くして出しています。

 現代の猫は急速に寿命が延びてしまったため、腎臓が先に機能低下を起こすようになってしまいました。原因は様々ですが、一般的には加齢による病気です。

 しかしこのように話すと「年のせい」と言われてしまいます。加齢は病気ではないですが、加齢による慢性腎臓病は病気です。そして治療を早期に始めれば、診断をうけてからきちんと治療を続けていけば、治療効果を検査によって確認し治療対応を変えていけば、診断をうけてから9年、10年生きることもあります。(もちろん診断時の年齢によりますが)

腎臓病治療ガイドライン

上図のように当院では慢性腎臓病について、その付随する状態に応じて、治療を選択しています。

 

また、この他にも血圧なども影響しますので、血圧測定も行っています。

血圧とリスク
血圧と慢性腎臓病の進行
慢性腎臓病とUPC

 さて、これら様々な治療を行う中でもっとも効果があるのは、食事です。薬ではなく食事になります。ですから、当院の治療も何はなくとも食事療法が中心にあります。上にはその状態に応じた薬の効果をお示ししますが、下には食事の効果もお示しします。

腎臓病食 犬
腎臓病食 猫

2017.6.2

ブログ 新しい腎臓病のお薬

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