乳腺腫瘍について
乳腺腫瘍は雌犬に最も多い腫瘍で、
中高齢の未避妊雌に多発します。
卵巣から出るエストロジェンと言うホルモンが関与しているため、早期の避妊手術で予防する事が出来る病気です。
最初の発情までに避妊手術を行えば、
ほとんど発生を抑えられることも分かっています。
また、発情を迎えていても2回目の発情より前に避妊手術をすればある程度予防をすることができます。
乳腺腫瘍の症状は、乳腺周辺のしこりや炎症などです。
悪性のものは肺などに転移してしまいます。
犬の場合は約半数が悪性、
猫の場合はほとんどが悪性です。
未避妊の子は定期的な血液検査と胸部レントゲン検査で
発生や悪化を見逃さないように心がけましょう!!
※肺に転移した乳腺腫瘍のレントゲン像